ライラック乳酸菌とは 他の乳酸菌とどう違う?

乳酸菌の種類は、大きく分けると①動物性、②植物性、③納豆菌の仲間に分けることができます。

乳酸菌の種類と用途

乳酸菌とは、乳酸をつくる細菌の総称ですが、ライラック乳酸菌は③納豆菌の仲間(有胞子性乳酸菌)にあたります。

①動物性乳酸菌は主にヨーグルトの発酵に使う乳酸菌で、乳製品の研究が多い欧米で発展しました。日本には19世紀の後半から定着し始めた新しい食文化です。

②植物性乳酸菌は漬物など伝統的な発酵食品で使う乳酸菌で、日本人にはなじみが深い乳酸菌ですが、動物性乳酸菌と同じ作用が得られるかはまだよくわかっていません。

③納豆菌の仲間である有胞子性乳酸菌とは、タネのようなものをつくる大変じょうぶな乳酸菌で、①②とはかなり違っています。

乳酸菌の摂り方と健康作用

乳酸菌の摂取は健康に良いということが徐々に知られるようになって、ヨーグルトなどの発酵食品が摂られてきましたが、製造技術の進歩によって手軽に乳酸菌を摂ることのできる乾燥した乳酸菌製剤が開発されました。

乳酸菌製剤はビスケットなどの一般食品から、医薬品まで様々な分野で使用されて、健康に良い成分として利用されています。

製造方法は液体培養した生菌を乳糖やデンプンなどの保護剤を加えて、真空凍結乾燥などの方法で乾燥します。

ヒトの発酵部位は上行結腸

ヒトの発酵部位は大腸の入り口付近の上行結腸です。摂取した乳酸菌が生きて上行結腸まで到達すれば、周囲の栄養を食べて増殖します。

しかし、上行結腸で増殖できるのは生きている菌だけで、死んだ菌は発酵することはありません。死んだ菌でも免疫を刺激する作用はあるようですが、その作用の詳細についてはまだよくわかっていません。

ライラックの花から採った独自の乳酸菌とは

それではライラック乳酸菌の特長をご説明します。

独自開発のライラック乳酸菌

ライラック乳酸菌は③納豆菌の仲間(有胞子性乳酸菌)に分類されます。特徴はタネのような芽胞をつくることです。

芽胞状態の菌は極めて耐久性が高く、熱や酸に強い特徴があります。

ライラック乳酸菌はライラックの花から採取した独自の有胞子性乳酸菌で、これまでの芽胞をつくらない乳酸菌やビフィズス菌とは全く違う働き方をします。

ライラック乳酸菌はオリジナルの菌株として特許を取得し(特許第5006986号)、平成28年度北海道地方発明表彰 特許庁長官賞を受賞しました。

他の乳酸菌とはどう違う?

ライラック乳酸菌®スタンダード(カプセル)の成分はライラック乳酸菌末だけです。しかもその菌数は1日あたり1億個と、他の乳酸菌サプリメントと比べると圧倒的に少ない量なのです。

これは何を意味するかというと、本当に生きた菌が腸に届けば、この量で十分に作用を出せるということです。

もう一つの違いは、ライラック乳酸菌は乳糖などの保護剤を使用していないということです。乳糖は乳糖不耐の人が摂取すると水様便になる危険性があります。

腸の奥まで生きて届く秘訣は「オカラカプセル」

ライラック乳酸菌は有胞子性乳酸菌の中でも、特に熱や酸などに強い菌をえりすぐってとりました。胃や小腸ではほとんど死なずにほぼ100%が腸に届きます。

そしてオカラがカプセルとなって住家と栄養を提供するので、腸内で芽を出して活動する能力が高く、少ない菌数で大きな作用を出すことが可能になったのです。これを「オカラカプセル」といいます。

ライラック乳酸菌は他の乳酸菌とはどう違う

腸内フローラは多くの菌のリレーで成り立っています。

一般の乳酸菌はなぜ体感性が低い?

一般の乳酸菌は栄養要求が気難しいので、培養が難しいのですが、大腸には小腸で消化吸収した後のカスが流れていきますので、乳酸菌が求める栄養があまりありません。それで大腸には乳酸菌はあまり増殖しませんが、ビフィズス菌は糖質があれば増殖しますので、上行結腸にはビフィズス菌が多く生息します。

ただしビフィズス菌は酸素に極めて弱く、空気に触れるとすぐに死んでしまいます。

乳酸菌と食物繊維を一緒にとると有効

乳酸菌製剤には食物繊維が添加されたものがあります。乳酸菌が食べられるのは水溶性食物繊維(の一部)ですが、日本人は圧倒的にこれが不足しています。

食物繊維を添加することはそれなりに有効ですが、乳酸菌と食物繊維がバラバラでは、摂取した乳酸菌を増やす効果はあまり期待できません。

また作用位置は、どちらも大腸の入り口付近(上行結腸)になってしまいますので、ある程度大量に摂取する必要があります。そうすると発生するガスの量も増えるという問題があります。

ライラック乳酸菌は腸の健康を維持する

ライラック乳酸菌はオカラカプセルに包まれています。オカラカプセルには菌の栄養がついており、大腸を進むにつれてばらばらと発芽してオカラの栄養を食べて発酵します。そのため大腸の奥まで生きて届いて増殖し、大腸の奥の悪玉化を抑えます。また腸内の善玉菌(乳酸利用菌)にもエサを与えて体に良い酸(短鎖脂肪酸)をつくります。この短鎖脂肪酸は腸のエネルギー源で腸の健康を維持する機能があります。

腸内フローラは善/悪のシーソーゲーム

ライラック乳酸菌は腸内の環境を善玉菌が短鎖脂肪酸をつくりやすい環境にします。

個人間で大きく違う腸内フローラ

腸内フローラの研究が進んで、一人一人腸内菌叢がかなり違うことがわかってきました。また日本人は特異的にビフィズス菌が多い民族ですが、ビフィズス菌がいない人も多く存在します。

また乳酸菌もいろいろがありますが、ヒトとの相性があって、作用が得られにくい場合があるようです。

ライラック乳酸菌は腸内フローラを善玉化する

ライラック乳酸菌はオカラカプセルのおかげで、大腸の手前から奥まで広い範囲で目を覚まして乳酸をつくり、その乳酸を利用する善玉菌が短鎖脂肪酸をつくれるように腸内環境を整備します。

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