ご挨拶

コロナ禍の中、体調を崩している方が多いのではないでしょうか。室内にこもることが多くなると腸の活動も低下して便秘になりやすく、生活パターンが不規則になると腸内細菌にも影響が及びます。
わたしもジムに通わなくなって体重が数キロ増えました。
ライラック乳酸菌は、私とDr.リラ子(南田公子)が2008年から始めたオカラの研究プロジェクトから生まれました。
なぜオカラに注目したかというと、健康に良い素材をわざわざお金をかけて捨てているということを知ったからです。
おいしいものばかりを追い求める生活にどことなく違和感を覚えていましたし、自然の摂理に反することはいつしか災いとなって振り返ってくる感じがしていました。そのシンボルがオカラだったのです。
わたしたちの研究プロジェクトは(独)産業技術総合研究所北海道センターの中で進めることができました。
そこではオカラを使って考え付くあらゆる方法を試しました。その中からオカラと乳酸菌を組み合わせた製品ができました。これがライラック乳酸菌です。
腸内には数十兆から多い人で百兆個の腸内細菌が住んでいますが、ライラック乳酸菌はこれらの腸内細菌を制圧するのではなく、住んでいる環境をよくして、自分が本来持っている腸内細菌の良い力を引き出す乳酸菌なのです。
ライラック乳酸菌は非常に少ない菌数で腸内環境を整えることができます。これはオカラカプセルで守られた乳酸菌だからできることです。
わたしたちは健康に良い素材、それもできるだけ自然の素材で、自然に近い作用を実現することを目指していますが、そうした中に新しい発見もあります。
ヒトの細胞と腸内細菌の細胞はお互いにメッセージをやり取りしていることがわかってきました。自然にはまだまだわかっていない部分があります。
オカラを捨てるようになったことと、日本人の腸内環境が悪くなったことは、どこかで結びついていると私たちは考えています。
私たちは新しいテクノロジーで現代の生活を見直していくお手伝いができることを誇りに思っています。