ペット(猫・犬)のウンチ(便秘・下痢)の解消方法②

 最近、イヌの下痢のお悩み相談が多いです。獣医さんにいって薬をもらったり入院しても治らなく、藁をもつかむ思いで、相談に来られている感じです。そして下痢が治って、皮膚までよくなってきたなど、報告をいただけると、本当にうれしいです。ということで、今回はご相談を受けたときに、お答えするポイントをお伝えしようと思います。

はじめに

その前に、ネコやイヌの便秘についてはこちらに書いています。https://arterio.co.jp/2021/01/12/cat_dryfood1/
もっと詳しいことを知りたい方は、以下のリンク先に書いてあります。

・ネコの腸内フローラをよくするドライフード成分選択のポイントについては、 https://cho.arterio.co.jp/dry-foods/
 便秘用・下痢用の成分について書いてます。イヌ用でもポイントは同じなので、ざっと読んでいただけると以下の内容も納得いただけると思います。

・ペットの腸内フローラに関しては、 https://cho.arterio.co.jp/cat-intestinal-microbiota/

・ペットも腸内フローラのバランスの乱れから様々な病気になるについては、https://cho.arterio.co.jp/dysbiosis/

1、ネコの下痢について

病気以外のネコの下痢には、外から保護した猫と飼い猫の2タイプがあります。

(1)外から保護したネコ

病気以外は、らせん菌(カンピロバクター)と栄養失調からくる下痢の2種類のようです。
らせん菌の場合は獣医さんにいくと抗生物質がもらえます。子猫の場合は特に抗生物質で腸内フローラを全滅にした場合に立ち直りも悪いことも多く、「抗生剤よりこっちのほうがいいから」って渡してくださっている獣医さんもいらっしゃいます(詳しいエピソードは下に)。
栄養失調からくる下痢には一気に食べさせないで少しずつ食べさせるということですが、これに関しては、ここに詳しく書いています。

https://cho.arterio.co.jp/refeeding/
https://cho.arterio.co.jp/bacterial-translocation/

(2)飼いネコの場合

病気以外の下痢の場合は、悪いものを食べたか、食べ物が合っていないことが多いようです。食べ物があってなくて下痢をしている場合は、オリゴ糖が多く含まれているドライフード、またはオリゴ糖が含まれているいろいろなフードを何種類か食べていることが多いです。
たとえば、チコリ、イヌリン、フラクトオリゴ糖が含まれている食べ物です。

①ロイヤルカナン 消化器サポートドライ(消化器疾患の猫のために)
https://www.royalcanin.com/jp/cats/products/vet-products/feline-gastrointestinal-high-energy-dry-cat-food 

②ロイヤルカナン 消化器サポート 可溶性繊維 ドライ(便秘の猫のために)
https://www.royalcanin.com/jp/cats/products/vet-products/fibre-response-fr-31 は、名前が似ているので間違えたり、どっちもいいような感じですが、②のほうがウンチを柔らかくする成分(オリゴ糖、可溶性繊維)が多く含まれていますので、下痢だとますます下痢になります。カリカリを変えるだけで、おさまります。
あとはドライフードだけではなく、缶詰やチュールなどのおやつにも、最近はオリゴ糖がはいっていることが多いので、いろいろな種類を食べていると、結果的に食べているオリゴ糖が多いこともあるので、下痢している場合は食べる種類を減らして様子をみてください。

リラ子の勝手なお勧めは、
まずは「①消化器サポート」がいいと思います。チコリ(イヌリン)よりビートパルプの方が、穏やかな発酵で、酪酸ができやすく、腸の細胞のエネルギー源には優れています。また難消化性タンパク質もビートパルプの方が多く、過度の酸性になって下痢になっている場合にも適しています。慢性下痢による酪酸不足が原因の慢性炎症も防ぐことができます。

2、イヌの下痢について

まずは、牛乳など乳製品は乳糖で下痢しやすいので、やめたほうがいいです。やめてもまだ下痢が続く場合・・・

米、肉、卵にアレルギーがないならば、「ロイヤルカナンの消化器サポート」がいいと思います。ネコ用と同じく「消化器サポート 高繊維 ドライ」というのと間違いやすいですが、こちらは消化不良の下痢の子には向いていませんので、間違わないように気を付けてください。

https://www.royalcanin.com/jp/dogs/products/vet-products/gastro-intestinal-gi-25 米、肉類(鶏、七面鳥)、コーン、動物性油脂、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、卵パウダー、酵母および酵母エキス、ビートパルプ、大豆油、魚油(EPA/DHA源)、植物性繊維、サイリウム、フラクトオリゴ糖・・・

最近はネットでも手に入りますが、療養食なので、その辺には売っていない場合も多いです。その場合は、ヒルズの「ヒルズ プリスクリプション・ダイエット(特別療法食) 〈犬用〉 腸内バイオーム 小粒 ドライ」もいいかなと思いますが、下痢の場合には少し繊維が多いかなと思っています。

https://www.hills.co.jp/dog-food/pd-gastrointestinal-biome-small-breed-canine-dry大麦、米、コーングルテン、トウモロコシ、オート麦、ピーカンナッツ殻パウダー、チキン、チキンエキス、セルロース、動物性油脂、亜麻仁、ビートパルプ、ポークエキス、柑橘類、植物性油脂、魚油、クランベリー、カボチャ、ショウガ、サイリウム・・・

*判断ポイントは、消化器や腸内フローラに配慮している、フラクトオリゴ糖が後ろの方に書いてある、ビートパルプが入っている です。
こちらも参考にしてください 
https://cho.arterio.co.jp/dry-foods/

3、ロイヤルカナンやヒルズ以外のペットフード

①お客様の例 ラボライン ピュアプロテイン の場合 

ずっと胃腸が良くなく入院もしていたことがあり、入院時は抗生剤と炎症剤を点滴していていた子。アレルギーで食べれない成分も多く、ヒルズやロイヤルカナンだとダメということで、獣医さんお勧めのドライフードだそうです。リラ子的には、成分に水分を吸う食物繊維が入っていないのと、フラクトオリゴ糖が多くはいっていそうなので(原材料の前の方に書いてある)、下痢にはあまり適さないと思います。ウンチの嵩になるものも少ないので、バナナよりコロコロになりやすいフードです。実際ライラちゃんを与えてもらっているうちに、下痢も止まり、痛そうにしなくなり、いいウンチ(2番バナナ)になってきたけれど、最近コロコロになってきたと連絡がきました。

以前、ロイヤルカナンの開発者の講演を聞いたとき、動物は消化率を上げてコロコロにするのを目指して配合しているとのことだったので、コロコロは人間と違って悪くはないようです。でも踏ん張るならば便秘気味です。

原材料をみると、小麦ふすまが2番目で、体重増えたということは食欲がでて食べる量が増えたということなので、ふすま(うんちをころころにするほう)が増えたということだし、ライラちゃんにはオカラ成分(うんちをころころにするほう)も入っているので、2杯に減らしてウンチの様子をみてくださいとお伝えしたところ、調子がいいそうです。
(4番の泥状の下痢も止まり、体重も増え、採血結果も炎症反応がなくなってきていて、尿素窒素BUNの値も下がってきている。2番のバナナ)
(下痢は炎症なので、炎症反応(CRP値?)もなくなり、腸内フローラがよくなると短鎖脂肪酸ができて、肝臓もよくなるので、BUNも下がってなるほどっていう結果です)

ライラの種類は、スタンダード(粉)。体重1.6キロなので始めはマドラースプーン1杯だったけれど、いまいちだったので、3杯にしてもらう(多めにあげても、下痢になるわけでないので、ウンチの様子をみて増やしても大丈夫)。3杯にしたら、痛そうにしなくなったしいいうんちになってきたけど、少しころころになってきて、バナナにしたいということでしたので、2杯に減らしてもらいました。

下痢が治って痛くなくなってよかった💛このままずっと健康を保って飼い主さんと一緒に幸せに暮らしてくれますように💛

http://www.aacl.co.jp/product/lineup.html

②お客様の例 アミノプロテクトケアの場合

下痢ではなく、ウンチがコロコロで、もう少し柔らかくしたい。アトピーで皮膚もぼろぼろだったけど、ライラちゃん(スタンダード粉タイプ)を飲んでいるうちに、だんだんよくなってきてかさぶたみたいのも取れてきたという子のご相談でした。

原材料をみると、フラクトオリゴ糖もはいっているし、このままでもいいような気もしますが、水分を吸う不溶性食物繊維が入っていないので、ウンチのカサは小さくてコロコロになっても仕方がないです。ペットのドライフードはコロコロを目指しているので、問題ないのですが、もう少し柔らかいバナナ形にしたい場合は、「ロイヤルカナンの消化器サポート ドライのカリカリを試す(+スタンダードのライラ)」または、「今までのカリカリ(アミノプロテクトケア)+オリゴ糖配合のライラを試してみる」とお答えしました。

ロイヤルカナン https://www.royalcanin.com/jp/dogs/products/vet-products/gastro-intestinal-gi-25
アミノプロテクトケア https://drs.petline.co.jp/shop/g/gE4204/ コーンスターチ、ポテトプロテイン、植物性油脂、セルロース、フラクトオリゴ糖、ポテトエキス

今は、「今までのカリカリ(アミノプロテクトケア)+オリゴ糖配合のライラちゃん」で、ちょうどいい硬さのウンチがでているそうです。

このままずっと健康を保って飼い主さんと一緒に幸せに暮らしてくれますように💛

4、ネコとイヌの共通:歯茎にも注意してください

人間も動物も体の中に菌が入ると、慢性炎症になって、体のあっちこっちが病気になります。体の中に菌が入りやすいところは、腸と歯茎からです。下痢が続くと腸の細胞同士がスカスカになり、腸内細菌が体の中にはいっていって、慢性炎症が起こります。そうなるとあっちこっちが病気になっていきます。下痢は慢性炎症の原因なので、早めに下痢をとめてあげてください。

歯茎からも菌がはいって、慢性炎症になります。なので、本当は歯を磨けばいいのですが、そうもいかないので、ドライフードがメインの方がいいです。理由はドライフードのほうが歯にくつっついて歯槽膿漏になりにくいからです。犬の場合は歯みがきゴムのおもちゃを与えたり、できるならば歯ブラシもしてあげてください。ネコの場合は、歯ブラシができないですよね。。。昔飼っていた猫たちもドライフードしか食べないで歯が丈夫な子たちのほうが病気もなく長生きしていました。

調べたところ、「グロビゲン」という成分が歯周病によさそうです。論文もありました。配合されている製品は高いものが多いのですが、DHCさんからお手頃の製品がでていました。ネコ用とイヌ用がありました。

https://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=32978
https://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=32805

使ってみてよかったら、教えてください。昔はネコ13匹+イヌ1匹いたのですが、みんな天寿を全うしてあの世にいってしまったので、今は自分の子で試すことができません(^^;)

5、ライラック乳酸菌のライラちゃんを自信をもってお勧めします

ライラック乳酸菌のライラちゃんは有胞子性乳酸菌という種類なので、腸までほぼ100%届いて、腸内環境を整え、元々いる腸内細菌たちと協力して、体にいい短鎖脂肪酸をつくって、健康にします。腸内フローラが整えば、もちろん便秘も下痢も治ります。ライラック乳酸菌はライラちゃんだけでなく、製法(オカラカプセル)の特許もあります。特許庁長官賞もいただいています。保護猫団体さんたちや獣医さんたちにも使っていただいていますので、かなりの数のネコちゃん、ワンちゃんのトラブルを解消して、健康維持に役立ててもらってます。知る人ぞ知る乳酸菌です(^^) たかだか乳酸菌でそんなことになるか?と疑問を持たれた方は、ぜひライラちゃんをご飯の上にふりかけて、食べさせて、うんちを観察してください。ウンチは健康のバロメーターです。色が2番のころころ~バナナがベストのウンチです。
ここだけの話ですが(^^;)、元々人間用につくった製品を保護猫団体さんや獣医さんで使いたいということで、ペット用のパッケージにして販売始めました。人間用をつくって、一部をペット用のパッケージに詰めているだけですので、人間用を買っていただいて、ほんの少しをペットにあげて、一緒に飲んでもらって、いつまでも一緒に元気でいてほしいと願っています。(人間用は消費税が8%でお得です)
ペット用 https://www.ec.arterio.co.jp/pet
ヒト用 https://www.ec.arterio.co.jp/


*保護猫団体さんのエピソード
ある日、保護猫団体さんから「下痢の子猫を動物病院に連れて行ったら、いつもの抗生剤ではなく「ライラック乳酸菌」というものを「こっちのほうがいいから」といって処方されたので、半信半疑で使ったら、2日くらいで治ったのですが、たかだか乳酸菌でどういうことですか!」とお電話がきました(ちょっと怖かったです。でもたかだか乳酸菌でって思うのが普通ですよね(^^))
ライラック乳酸菌は生きて腸まで届いて腸内環境を整える力が強いから、元々いる腸内細菌たちを復活させる力も強い。抗生物質は下痢の原因菌だけでなく、元々いる腸内細菌たちも殺してしまうから、結果的に復活するのが遅い。それで、獣医さんは体力のない子猫に、抗生物質よりもライラちゃんを勧めたのだと思います。と答えたら、納得してくださって、アマゾンのほしいものリストにもライラちゃんをいれてくださって、今では下痢でなくてもすべての子たちの腸内環境を整えるために使ってくださってます。うれしいな💛
奇跡の猫の話はこちら
https://cho.arterio.co.jp/web-stories/web-story-183/ 
https://arterio.co.jp/2017/09/08/pet-3/

この子は、昔飼っていた犬で、キャンプ場の河原にへその緒が付いたまま雑巾にくるまって捨てられていた子です。哺乳瓶でミルクで私が育てました。人間に育てられてネコの中で暮らしていたので、ワンとは吠えましたが、イヌが嫌いでネコが大好きでネコみたいな子でした。オオカミに育てられたアマラとカラマが人間としてのアイデンティティができなかったのと同じで、イヌに育てられないと犬としてのアイデンティティは育たないんだなって思ってました。いつもへらへらしていてとってもかわいい子でした💛

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です