肉食のネコの腸内細菌は肉食ではない

ネコは肉食だけど、ネコの腸内細菌は肉食ではありません。前にブログに書きましたが、ヒトの主な腸内細菌たちは糖を分解して生きています。糖の素は、大腸まで届く分解しにくい炭水化物です。

割合や菌種は違っていても、イヌやネコの腸のなかにも似たような腸内細菌たちがいて、大腸に届いた炭水化物を分解して、自分達の栄養にして、さらに菌のリレーで、イヌやネコ(宿主)に必要な短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)を作っているのですね。
https://arterio.co.jp/2016/07/21/diet/
https://arterio.co.jp/2017/08/03/scfa/

ペット栄養学会誌にも総説が載っていました。
日野 , 浅沼: イヌ・ネコの腸内細菌と健康, ペット栄養学会誌, 139-152, 7 (2004)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan1998/7/3/7_139/_pdf

「腸内細菌の重要なエネルギー源は炭水化物である。犬猫用の市販飼料においても、デンプンは重要な炭水化物であり、腸内細菌にとって利用しやすい重要なエネルギー源である。」

イヌネコが長寿になったのは、衛生環境もよくなったのもありますが、エサに炭水化物がはいるようになって、腸内フローラがよくなったからですね。

さらに、固形飼料(カリカリ)は焼いているので、トウモロコシや大豆に含まれているデンプンも難消化になっているので、余計大腸に届いて、腸内細菌のエサになっているのだと思います。

エサになって、菌が増えるだけでなく、短鎖脂肪酸をつくると、腸内のpHが下がるので、腸内で腐敗物質もつくられにくくなり、腐敗物質が起こすと考えられている病気も減ります。

腐敗物質はくさいので、臭いですぐにわかります。すごくくさいウンチは腐敗物質がすごく多いということです。なるべくくさくしないようにすれば、体に悪い腐敗物質も減ったということです。

上の総説によると、イヌやネコでもオリゴ糖で腸内フローラがよくなって腐敗物質が減った結果や、イヌの酪酸菌が、ヒトと同じ菌種だということも書いてあったので、興味のある方は落として読んでみてくださいね~

もしかすると、草食動物以外の動物はみんな似ているのかな?草食動物でも、割合は違っても(草を分解する菌が多い)、大差ないかもっ思っていたら。。。

最近、腸内細菌がいない芋虫が発見されて、脊椎動物にも腸内細菌が存在しないものがいる可能性があるそうです。

https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v14/n7/%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%81%AB%E3%81%AF%E8%85%B8%E5%86%85%E7%B4%B0%E8%8F%8C%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%9F/86842

シロアリだって腸内細菌がいるのに(セルロースを分解する菌をおなかで飼っている)、腸内細菌と共生しない道を選んだ哺乳類もいるのですね~

ヒトやイヌネコには共生している腸内細菌がいて、短鎖脂肪酸が減ると、病気になるので、腸内細菌にも餌をやって、仲良くお互いプラスになるように暮らしていきましょう~

続きはこちら→ https://arterio.co.jp/2017/09/08/pet-3/

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