短鎖脂肪酸が少ないと大腸が栄養不足になる(短鎖脂肪酸⑦)

①腸内細菌のリレーで体に必要な短鎖脂肪酸が作られることと、②短鎖脂肪酸の出発点は大腸まで届くデンプンなので主食を食べないといけないということをガッテンしていただけたでしょうか?

炭水化物抜きダイエット等で、必要な主食を食べないと、短鎖脂肪酸が作られないので、大腸の細胞が更新するためのエネルギーが不足になり、正常な大腸の形を保つことができず、健康な状態を維持できないと考えられます。

久里浜医療センターのHPには、変形した実際の大腸の写真がたくさん載っています。
https://www.kurihama-med.jp/endoscope/benpi.html

大腸がこんなぐちゃぐちゃの形ならば、ウンチがでないのも当たり前ですよね・・・

ここには、長年刺激性便秘薬を飲んで、大腸の粘膜が真っ黒くなっている写真もあります。

最近ダイエットしているからどうしよう~と思った方、大丈夫ですよ!生きていれば復活できます(^^)
原因が大腸の栄養不足ならば、栄養(短鎖脂肪酸)を補えば、大腸の細胞が更新でき、形は正常になると考えられますね!

大腸の細胞は10日に1回更新するといわれています。
大腸の栄養を補うのは、主食を腸内細菌の分も少し多く食べるだけです。

もしこの考えにガッテンしていただけるならば、主食を食べて、自分の腸内細菌がちゃんと酸をつくっているかどうかをウンチの状態をチェックして(ウンチが酸性になるので、少し黄色っぽくなります)、便通を観察してみてくださいね。

腸内フローラがよくなり、短鎖脂肪酸が作られるようになり、大腸の細胞が更新されるまで、多少時間がかかりますが、
腸内細菌は裏切らない!ぜひ、お試しください(^^)/

詳しくは、こちら→よくある質問:便秘にはいろいろ分類がありますが、人によってタイプが違うのですか?
https://arterio.co.jp/faq/type/

筆者について

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