実はすごかった。細胞間のメッセージ物質EV(エクソソーム)

菌以外まったく興味がなかったリラ子ですが、
急に「細胞が細胞の外に出す粒」(細胞外小胞(Extracellular vesicle)、略してEV)に興味がわき始めています。

EV(エクソソーム)って何?

動植物、微生物を問わずすべての細胞から出される丸い粒です。大きさはざっくりウイルスくらい(直径200 nm(0.2 µm)以下)で、その中には核酸やタンパク質などが入っています。これを、細胞が、細胞の外に出して、血液などの体液に乗せて細胞間の情報伝達に使います。(図の一番左)

昔は細胞外に捨てるゴミっていわれていたEVですが、
これがゴミでなく、病気の早期発見に役立ったり、老化を防いだりできちゃうかもしれないすごいものだったんです。

悪いことをいえば、がん細胞が悪性になったり転移したりするときにも働いていたり、ピロリ菌のエクソソームは、ヒトの胃の粘膜の細胞やマクロファージに働きかけて胃がんを起こしたりするそうです。

要するに、菌を含めて細胞同士のメッセージ物質ですね。

唾液、血液、尿、羊水、牛乳等の体液中で観察されるし、もちろんライラちゃんの培養液中にも、ライラちゃんがつくったEVが入っています。培養液は大豆を使っているから大豆のEVも入っているし、これは、なんだか体によさそうだぞ~\(^o^)/ 次は皮膚老化とエクソソームの話の予定です。

Aエクソソームの構造:小胞の膜はリン脂質二重膜からなり、タンパク質が存在する。中にはタンパク質、核酸(mRNA,miRNA)が含まれる。
B位相差電子顕微鏡によるエクソソームの形態観察。脂肪由来間葉系幹細胞が分泌したエクソソームを超遠心法にて回収後、位相差電子顕微鏡で観察した。スケールバー:100 nm
図は以下からお借りしました。
https://www.beckman.jp/resources/research-areas/exosomes/interviews/present-and-future/part-1

*NHKスペシャルにもでてました
シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク第7集(最終回)
“健康長寿”究極の挑戦
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20180325
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_607.html
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_605.html

*細胞外小胞(EV)は、脂質二重層で区切られた粒子で、自分で増えることはできません。大きさといいウイルスそっくり?情報を伝えるという点では同じかも。

*EVにはエクソソームのほかにマイクロベシクル、アポトーシス小体があり、それぞれ大きさ等が違います。エクソソームの大きさは50-150 nm

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