「腸の奥」で働く乳酸菌を開発するまで(Dr.リラ子の研究ストーリー)

北海道大学で細菌の研究を開始

Dr.リラ子は39歳で母校の北海道大学にもどり、細菌の研究をしました。応用菌学に所属して食品栄養の先生たちと共同プロジェクトに参加しました。
腸内細菌はヒトが食べるものによって、体に良い物質をつくったり、悪い物質をつくったりします。リラ子は大腸癌の促進物質の二次胆汁酸という物質に注目しました。この物質ができるのを抑制する研究で、44歳で博士(農学)の学位をとりました。
札幌の研究所に移った時、社長から熱に強い乳酸菌の依頼がありました。

牛乳由来でない乳酸菌をとりたい

Dr.リラ子はさっそく心当たりを調べてみました。
Dr.リラ子は牛乳アレルギーがあったので、ぜったい自分も飲める乳酸菌にしようと思いました。乳由来の菌は乳成分を含むので牛乳アレルギーの人は要注意です。
新規の細菌を探すときに大切なことは、食経験があるかということ。安全性を証明することはけっこう大変です。また内在の菌にするか外来の菌にするかということも問題です。内在の菌はウンチからとりますが、嫌なにおいがあったりするので、できればきれいな花から採れたらいいな、と考えたDr.リラ子。とつぜん、札幌の花「ライラック」が頭にうかびました。

ライラック乳酸菌の誕生

社長にたのんでライラックの花を手に入れたDr.リラ子はついにライラックの花から働き者の乳酸菌をみつけたのです!!
この菌は外来の菌ですが昔から薬や食品として利用されており、安全性も高くて腸内をきれいにする効果が一番高いとDr.リラ子は考えました。また外来の菌は内在の菌にない特徴があります。

ほぼ100%が腸に届く乳酸菌

ライラックの花から採れたこの菌を「ライラック乳酸菌」(正式名”バチルス・コアグランスlilac-01”)と命名しました。Dr.リラ子はライラちゃんと呼んでいます。ライラちゃんは世界でも希少な菌のひとつです。

見つけたライラック乳酸菌は「有胞子性乳酸菌」というもの。タネの状態から芽を出して活動します。同じ仲間のなかでもとびきり強い性質を持っています。
普通の乳酸菌は摂取しても胃酸や胆汁酸でほとんどが死んでしまいますが、この菌はタネの状態なので大腸までほぼ100%が生きて届きます。

オカラとの出会い

そんな時、社長がオカラを持ってきました。
オカラは体にいいのに、お金をかけて捨てているんだ。
オカラを使って一番いい方法を考えてくれ。
なるほど、オカラは大豆からできているからいい成分もたくさん入っている。


「腸の奥」が問題

Dr.リラ子はさっそく大豆成分をライラック乳酸菌に与えてみると、みごと大量培養に大成功!! しかし問題はまだのこっていました。
Dr.リラ子の北大での研究で、ヒトの健康を左右しているのは腸内の腐敗物で、腸の奥に行くほど悪くなることをつきとめました。

「腸の奥」で働く乳酸菌

腸の奥の腐敗がみんなを不幸にしている。Dr.リラ子は腸の奥で働かせるにはどうすればいいか考えました。
生きたまま腸に届く有胞子性乳酸菌でも働かないで出ていく菌が多くて、大切な腸の奥で働くことができません。

「腸の奥」に届く仕組み

そして、「オカラをカプセルにする」という方法を考えました。それが「オカラカプセル」です。
これで大切な「腸の奥」まで生きたライラック乳酸菌を届けて増殖させることができるようになりました。
それだけでなく、腸内の良い菌もオカラカプセルの栄養を食べて、短鎖脂肪酸というからだに良い成分をつくります。実はこの短鎖脂肪酸こそが、Dr.リラ子が北大時代から追い求めていた究極の成分なのです。

Dr.リラ子の研究は続く

長い研究の末にようやく完成したライラック乳酸菌。
Dr.リラ子はこのライラック乳酸菌で多くの人が元気になることを願いつつ、今日もさらなる研究に打ち込むのでした。
ちなみにライラック乳酸菌の微生物特許は平成28年度北海道地方発明表彰特許庁長官賞を、オカラカプセルなどの取組みは第7回ものづくり日本大賞ものづくり地域貢献賞を受賞しています。また平成29年に北大発ベンチャー企業に認定されました。

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ライラック乳酸菌スタンダード(カプセル)

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