腸内フローラをよくする本当の目的って?(短鎖脂肪酸①)

いい腸内フローラにしたほうがいい理由についてお伝えします。いい腸内フローラにするのが最終の目的じゃなくて、腸内細菌たちに、いいものをつくってもらうために、私たちは、いい腸内フローラにしたほうがいいのです。

それは何かというと、腸内細菌にしかつくれない「いい酸」をつくってもらうことです。専門用語では、「短鎖脂肪酸」っていいます。最近、テレビでもいわれるようになり、ちょっと驚きです。なんだか難しそうですけど、なんてことない「すっぱい酸」のことです。いや、臭いものもあります。それもかなり臭いです・・・

前にリラ子は理研で実験中に、実験室に充満しているその臭いを髪と服にしみこませてしまって(勝手にしみこんだのですが(#^.^#))電車に乗ったのですが、臭すぎてまわりから人がいなくなったくらいです。

いくら体によくても、臭くて飲むことはできないのです。だから、腸で、腸内細菌たちにつくってもらいましょう~(^^)/

主な短鎖脂肪酸は、酢酸、プロピオン酸、酪酸の3つです。酢酸は「酢(す)」です。な~んだって感じですよね~(^^)

それぞれの働きは後回しにして・・・酸ができると腸内のpHが下がるので悪い菌が生えにくくなります。ということで体に悪い物質(発がん性物質やがんの促進物質等)もできにくくなります。さらにpHが低いと、カルシウムなどのミネラルが吸収されやすくなるので、骨粗鬆症予防にもつながります。

乳製品もカルシウムも飲んでいないリラ子が、若い時よりも、骨密度が上がっているのは、腸を酸性化していて、大豆とかに含まれているカルシウムの吸収率があがっているからだと考えています。

水も周りから取り込むので、ウンチもふっくらするし、腸も動きます。ということで、便秘防止にもなります。

それだけでなく、大腸ガンになりかけの細胞を自殺に追い込んで殺したり(酪酸)、太りにくくなったり、(人によってはやせたり)(プロピオン酸)、筋肉もつきやすくなったりします(酢酸)。食欲も抑えるそうです。(これに関しては実感はありませんが・・・(#^.^#))

肥満が生活習慣病の元ですから、太りにくくなるということは、病気にもなりにくくなるということにつながります。

素晴らしいですよね~ 短鎖脂肪酸!\(^o^)/

この素晴らしい短鎖脂肪酸を腸内細菌につくってもらうために、私たちは腸内細菌を、腸に飼っているんですよね~

そして、腸内細菌に元気になってもらって、腸内細菌にもりもり短鎖脂肪酸を作ってもらうために、腸内細菌の餌と、短鎖脂肪酸の原料の、「ちょっと消化しにくい「主食」」の米、大麦、芋をたくさん食べてほしいのです \(^o^)/

いつも結論はそこです!(#^.^#)

以下は、短鎖脂肪酸のそれぞれの働きです~

①酢酸:大腸のエネルギーにも使われるし、肝臓にいって脂肪の合成にも使われるし、末梢組織(体のはじっこ)のエネルギーになったり、筋肉になったりしています。腸の中での殺菌効果も見つかってます。

②プロピオン酸:これも大腸のエネルギーになったり、肝臓にいって脂肪酸や糖新生(体に必要な糖(グルコース)をつくること)の原料にもなっています。肝臓でコレステロールが作られるのを阻害するなど脂質代謝の改善もします。糖新生が起こると、血糖値が安定するので、糖尿病になりにくいとか、アミノ酸から糖新生しないので、アンモニアができず、肝臓や腎臓に負担をかけないそうです。

③酪酸:チーズとかの甘い匂いです。多いとかなり臭いです。主に大腸の細胞のエネルギー源です。これがないと大腸は生きていけません。大腸がんの人や、潰瘍性大腸炎の人は酪酸が少ないというデータがあります。この酸は癌になりかかった細胞を殺す働き(アポトーシス)もあるということで有名な酸です。免疫バランスを整えるのにも大事な酸ですよ~

おなかにいる腸内細菌に、たくさん短鎖脂肪酸をつくってもらいましょう~\(^o^)/

短鎖脂肪酸、まだまだ続きますよ~

原:プレバイオティクスから大腸で産生される短鎖脂肪酸の生理効果, 腸内細菌学雑誌, 16, 35-42 (2002).
坂田ら:短鎖脂肪酸の生理活性, 日本油化学学会, 46, 1205-1212 (1997).
近藤ら、プロバイオティクス細菌による血中脂質改善作用 , 腸内細菌学会誌, 24, 281-286 (2010).
プロバイオティクスとバイオジェニクス, 伊藤喜久治 p163 NTS  (2007)
https://www.mededge.jp/spcl/2787
 

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