他の乳酸菌や納豆菌とライラック乳酸菌の違いは何ですか?

一般に乳酸菌の種類を、①動物性、②植物性に分けることが多いですが、これは菌の種類というよりも菌が住んでいる場所が、動物の消化管などか、植物なのかを示していて、食べるエサの種類がびみょうに違ってきます。つまり動物性の乳酸菌は動物性の栄養で培養されます。ヨーグルトの発酵に使う乳酸菌は、主に①動物性乳酸菌で、乳製品の研究が多い欧米で発展しました。②植物性乳酸菌は漬物など伝統的な発酵食品で使う乳酸菌で、日本人にはなじみが深い乳酸菌です。

納豆菌は、「芽胞」というタネのようなものをつくります。普通の乳酸菌は芽胞はつくりません。納豆菌は乳酸をつくらないので乳酸菌ではありませんが、芽胞をつくるバチルス属菌の中に乳酸をつくるものがあり、有胞子性乳酸菌といいます。芽胞の状態では非常にじょうぶで、ライラック乳酸菌はこの種類に入ります。普通の乳酸菌は芽胞をつくらないので、胃酸や胆汁酸、熱などに弱い菌です。ビフィズス菌は①に入りますが、酸素に大変弱く、保存するときは酸素のない状態にする必要があります。

つくる酸によってわけることもできます。乳酸だけをつくるホモ乳酸菌と、ほかのものもつくるヘテロ乳酸菌です。ライラック乳酸菌は乳酸だけをつくるホモ乳酸菌で、ガスはつくりません。ビフィズス菌は乳酸と酢酸を2:3の割合でつくるヘテロ型です。