ビフィズス菌は乳酸菌のなかまと思われているかもしれませんが、放線菌という種類の細菌です。

ビフィズス菌と乳酸菌の違いは、主に以下の二つです。
①乳酸菌は糖質を食べて乳酸を50%以上つくるのに対して、ビフィズス菌は乳酸と酢酸を2:3の割合でつくります。(ライラック乳酸菌は100%乳酸をつくる)

②両方とも嫌気性菌ですが、乳酸菌は酸素があっても生育できますが(通性嫌気性菌)、ビフィズス菌は酸素があると死んでしまいます(変性嫌気性菌)。

通常はビフィズス菌も乳酸菌も芽胞をつくりませんので熱や酸に弱く、胃を通過する際に胃酸で死んでしまいます。小腸でも胆汁が菌にとっては毒であり、死んでしまいます。

ビフィズス菌や通常の乳酸菌は酸にも酸素にも弱い菌なので、特別なカプセルに包まないと大腸までは生きて届きません。また届いたとしても大腸の手前側(近位大腸)で働きます。

ビフィズス菌にオリゴ糖が入っている商品もありますが、オリゴ糖も大腸の手前側に届いて腸内細菌のエサになりますが、飲んだビフィズス菌を増やす効果は不明です。

ビフィズス菌は乳酸と酢酸をつくりますが、酢酸は速やかに大腸に吸収されます。ビフィズス菌は大腸の手前側で働きますので、できた酢酸は大腸に吸収されてしまって大腸の奥まで届きにくいという課題があります。

ライラック乳酸菌は酸や酸素に非常に強く、オカラカプセルに包まれていますので、大腸の手前側から奥まで生きて届きます。またオカラカプセルに包んだ菌のエサはライラック乳酸菌の働きを強めます。

またライラック乳酸菌は乳酸だけをつくります。乳酸は腸内での滞留時間が長く、腸内を酸性に保つ効果が長く続きます。またオカラカプセルに包んだ菌のエサは、腸内の善玉菌の働きを強めて、短鎖脂肪酸という体に良い酸をつくることが確かめられています(動物試験)。短鎖脂肪酸は腸のぜん動運動を強めたり、腸の健康を維持することに役立ちます。

 

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