みんなの健康

いくつになっても健康で元気に暮らしたい。子や孫もペットも健康でいられる社会でありますように。

ライラック乳酸菌発見物語

ライラック乳酸菌はどこで見つかったかご存じですか。
ライラック乳酸菌は、札幌の研究所でDr.リラ子がライラックの花から採取したのです。 一般的に乳酸菌は人や動物の腸内に生息しており、研究には便由来のサンプルがよく使われます。
Dr.リラ子も腸内細菌の研究のために数多くのサンプルを集め、調べていました。しかし今回の探索では幸運にも、花から直接「熱に強い菌」を見つけることができたのです。
その背景には、社長と共に取り組んでいた「オカラ」の研究がありました。豆腐をつくる過程で大量に出るオカラは、従来は廃棄物として扱われてきました。廃棄物の産業は「静脈産業」と呼ばれ、社会を支えるものの目立たない存在です。オカラを主役に変えたい――そんな思いから、のちに「アテリオ・バイオ(動脈バイオ)」が誕生しました。
ライラック乳酸菌の評判は展示会でも好評で、販売を望む声が多数寄せられました。開発者のDr.リラ子自身が牛乳や卵のアレルギーを持っていたこともあり、「誰もが安心して使える乳酸菌をつくりたい」という思いが込められています。
さらに研究が進むと、ライラック乳酸菌は大量のEV(細胞外小胞)を放出することがわかりました。この発見が、ライラック乳酸菌を次のステージへと導く大きなきっかけになったのです。

ライラック乳酸菌の特徴

ライラック乳酸菌は有胞子性乳酸菌という芽胞をつくる菌種の一つです。

ライラック乳酸菌は、熱に強い「芽胞」をつくる乳酸菌の仲間で、正式名は Bacillus coagulans lilac-01。特許株(特許第5006986号)として登録されている特別な乳酸菌です。
この菌は自然界の土の中や動物の腸内など、さまざまな環境で生き抜く力を持ち、「プロバイオティクスの王様」とも呼ばれています。

そんなライラック乳酸菌をさらにパワーアップするのが「オカラ」。大豆から豆腐を作るときにできる副産物ですが、実は食物繊維や栄養が豊富で腸内環境に良い働きをします。
オカラの粒に乳酸菌を閉じ込めたのが「オカラカプセル」です。腸の中に届くと水分を吸って菌が芽を出し、発芽効率は通常の3倍以上。オカラに守られて栄養補給を受けながら増えていきます。

増えたライラック乳酸菌は乳酸をたっぷりつくり、大腸では腸内細菌のエサになって短鎖脂肪酸を生み出します。その働きは腸を元気にするだけでなく、全身の健康にも広がっていくのです。

次の時代を築く乳酸菌EV

乳酸菌EVとは
最近、研究者の間で脚光を浴びているのが、乳酸菌がつくる小さな粒(乳酸菌EV)です。
EVといっても電気自動車ではなく、細胞外小胞というものです。EVの中では「エクソソーム」が少し知られるようになってきました。ここで紹介するのは腸内細菌がつくるEVつまり、BEV(バクテリアEV)です。
BEVは、善玉菌も悪玉菌も、様々な腸内細菌が放出します。乳酸菌EVはもちろん善玉EVです。しかし大腸菌が放出するEVにはLPS(リポ多糖)という毒素がついていて、これが全身を巡って悪さをすることがわかってきました(Jiang B, et al. , Front Cell Infect Microbiol, 2024)。
悪玉菌EVも善玉菌EVもマクロファージという細胞に働きかけて、炎症を起こしたり静めたりすることがわかっています。
人や動物の健康は炎症と関連しており、炎症をコントロールすることが健康を支える重要な技術なのです。

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