写真は昔飼っていたネコのドレミちゃんです。年をとって腎臓病になりました。老ネコで一番多い病気は腎臓病です。食べているのにやせてきたかなというのと、水をたくさん飲むようになって、異常に気が付きました。この腎臓病の原因も「腸内フローラ」の乱れからできる物質だということが最近わかってきました。腸内フローラをよくしておけば、腎臓病にならずに、もう少し長生きしてくれたかなという後悔があります。ここでは、愛猫が健康を維持できるように、「腸内フローラ」と「病気」について説明します。参考にしていただけると嬉しいです。
「下痢」「便秘」などウンチが正常でない場合には、「腸内フローラ」が乱れています。ドレミちゃんは、ネコとしては普通のいいウンチでした。でもネコのウンチなので当然臭かったです。「臭い」ということは、腸内細菌が作った腐敗物質がたくさん含まれているということです。ネコのウンチが臭いのは当たり前だと思っていたらダメだったのです。
ドレミちゃんの場合は昔だったので、ウエットフードをメインに与えていましたが、ドライフードを与えることをお勧めします。理由は①ウエットフードは歯につくので歯肉炎にもなりやすい、②ドライフードの方が腸内細菌のエサが含まれているので、腸内フローラが整いやすいからです。今のドライフードには腸内環境を整える成分が多く含まれています。
ウエットフードだけを与えると、腸内細菌のエサが不足し、腸内がアルカリになって「悪玉菌」が増えます。「悪玉菌」が増えると「善玉菌」も働くことができなくなり、ますます腸内環境が悪くなり、腸内フローラが乱れます。
「悪玉菌」がつくる腐敗物質には、アンモニア、インドール、スカトール、フェノールなどがあります。腸内でつくられた腐敗物質は体内に吸収されて、病気の原因になります。たとえば、インドールは肝臓でインドール酢酸になって、腎臓病の原因になるということがわかってきました(Cheng et al. Toxins 2020, Chen et al. Vet J. 2018)。また、慢性腎臓病のネコは、健康なネコに比べて、腸内細菌の種類と数が減っていることから、腸内フローラが乱れていることもわかりました
(Summer et al. J Vet Intern Med 2019)
腸内フローラが乱れると、善玉菌が「短鎖脂肪酸」という腸の栄養になる酸をつくれなくなるので、腸の細胞同士がスカスカになります。腸の細胞同士がスカスカになると、そこから悪玉菌や悪玉菌が作った腐敗物資が体内に入って、免疫のバランスを乱し、慢性炎症にもなります。慢性炎症は、IBDなど腸の病気だけではなく、糖尿病などの原因にもなります。
ライラック乳酸菌は生きて腸の奥まで届く乳酸菌です。生きているので腸のなかで乳酸をつくって腸内環境を整えます。腸内環境が整うと、腸内フローラが整います。さらに乳酸は腸の蠕動運動を促進する働きもあります。
腸内フローラが整うと、悪玉菌が減って、悪玉菌がつくる腐敗物質の量が減ります。さらに、悪玉菌が変身した「いい子」はアレルギーや慢性炎症など免疫の暴走を抑える「酪酸」も作れるようになります。
「善玉菌」が全身の栄養やバランスを整える「短鎖脂肪酸」も作ります。体に必須な短鎖脂肪酸は、腸内細菌しか作ることができません。短鎖脂肪酸ができると、腸のスカスカも治り、炎症がおさまってきます。
「ウンチの形と色と整って、ニオイが減った」ということは、腸内フローラが整って、悪玉菌が減って、腐敗物質も減ったということです。ライラック乳酸菌でインドールをつくる大腸菌も減ります。
病気になる前に、「腸活」をして、「腸内フローラ」を整えて、「腸内フローラの乱れ」から起こる様々な全身の病気を防ぎ、一緒に健康で長生きしてくださいね。
生き返ったプッチちゃん
保護猫団体さんにもお使いいただいています。
下痢が治った、食欲がでてきた、元気になった、便秘が治ったと喜ばれています。
ラスくんも飲んでいます♡
保護猫はひどい食生活のせいで腸内環境が悪い子が多く、保護されたばかりの時はおなかの調子が悪いことが多いです。ひどい場合には病院からの薬を使用しますが、軽度の場合や薬で改善された後にはライラック乳酸菌をフードに混ぜてあげています。嫌がることなく食べてくれ、数日で立派なうんちに変わります。もちろん、腸内環境を維持して健康に過ごしてもらうため、おなかの調子が悪くない保護猫にもうちの子にも1日1回フードに混ぜて与えています。
ライラック乳酸菌はオカラのカプセルに囲まれた乳酸菌で、大腸の奥に生きて届いて腸内環境を改善することができます。
ライラック乳酸菌とオカラカプセルの特許2件は、それぞれ「北海道地方発明表彰特許庁長官賞」と「ものづくり日本大賞地域貢献賞」を受賞しています。
ライラック乳酸菌は日本初の便通と便性を改善する乳酸菌です。
便性とは便の色、形、ニオイのこと。便の色はpHをあらわしています。腸内が弱酸性のときは悪玉くんは良い子で体に良い酸をつくりますが、アルカリ性になると体に悪い物質(腐敗物質)をつくります。
くさいニオイはその腐敗物質のニオイで、腸内が良好な環境かの指標です。
ライラック乳酸菌は297名の大規模臨床試験ですべての検査項目で改善が認められました。
ライラック乳酸菌は当社独自の技術を投入して開発した、特殊なカプセル構造を持った乳酸菌です。非常に少ない菌数で大きな効果を発揮することが特徴で、胃酸に強く人にやさしい乳酸菌です。
また製造方法も当社独自のもので、従来の鷹栖工場に加えて、2020年より小樽工場の稼働を開始しました。この生産設備はライラック乳酸菌の製造法に最適化した最新の設備です。
ライラック乳酸菌は便通改善だけでなく様々な健康効果が期待でき、多くの提携先とのオープンイノベーションを加速していきます。
腸内環境の改善による全身への健康効果が期待されています。一般的な乳酸菌と異なり、芽胞菌であるライラック乳酸菌は胃酸への耐性が強い上に、独自の構造により腸内での増殖性が高い特徴があり、プロバイオティクス(生きた菌の健康作用)として理想的な素材です。
ライラック乳酸菌は高い耐熱性があり、酸や酸素、乾燥にも耐えます。また腸内での発芽率が高く、少ない菌数でも大きな効果が期待できます。
また特殊な構造による遠位送達性によって腸の奥で作用しますので、敏感な腸の改善に有効です。
当社では菌種菌株の開発から、菌体培養、製剤化まで一貫した開発生産体制をとっています。
また菌体培養に加えて、最新のエクソソーム製造に向けての準備も推進しています。
菌体培養と製剤工程の全ロットでの微生物検査に加えて、最終製剤の金属探知機や厳重な目視検査を実施しています。
アテリオ・バイオ株式会社は北大発ベンチャー企業に認定されました。北海道大学では食品が腸内環境に与える効果の研究を通じて、短鎖脂肪酸の効果や生活習慣病の予防効果等の共同研究を実施しています。
特許5006986 平成28年度北海道地方発明表彰特許庁長官賞受賞
特許6306170 ものづくり日本大賞地域貢献賞受賞
消費者庁届出済み6件(自社3件、OEM3件、2020年11月現在)
北海道食品機能性表示制度(ヘルシーDo)認定6製品
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