生きている乳酸菌を飲んでも酪酸はできます

ライラック乳酸菌の動物実験での短鎖脂肪酸量

酪酸は販売されている酪酸菌を飲まないと腸内でできないわけではありません。酪酸菌は酪酸をつくるたくさんの菌たちをまとめていう総称で、販売されている菌だけではないからです。

私たちの腸内にはたくさんの種類の酪酸をつくる自前の腸内細菌がいます。この自分の腸にいる酪酸菌たちに酪酸をつくってもらうのがベストです。なぜならば、飲む菌数よりももともとたくさん腸内にいて、彼らのエサになるものを食べるだけで酪酸をつくってくれるからです。(酪酸菌のエサの話はまたあとで書きますが、主食に含まれている難消化性のデンプンです。でんぷんを食べると、酪酸が増えます)

もちろん、生きている乳酸菌を飲んでも酪酸はできます。というより酪酸菌を飲むより乳酸菌を飲むほうが一石二鳥です。

なぜなら
①乳酸菌のほうが酪酸よりも強い酸なので、腸内のpHを下げ、酢酸や酪酸などの酸を作る良い菌の増殖と働きをよくする。
②乳酸菌のつくる乳酸は短鎖脂肪酸、もちろん酪酸の原料になる。からです。

たとえばライラック乳酸菌をラットに食べさせたときの結果ですが・・・ 酢酸、プロピオン酸、酪酸、すべての短鎖脂肪酸が有意に増えていました。

ライラック乳酸菌の動物実験での生成短鎖脂肪酸量

「腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発」 より

ライラック乳酸菌が腸内で乳酸をつくって、その乳酸が腸内環境を整えて、短鎖脂肪酸の原料になり、ラットに元々いる腸内細菌たちが、ネットワークで、短鎖脂肪酸をつくったのでした。

短鎖脂肪酸が腸内細菌のネットワークで作られる話は、ここにあります。

https://arterio.co.jp/2017/08/03/scfa/
https://arterio.co.jp/2017/08/04/scfa2/ 
https://arterio.co.jp/2017/08/09/scfa3/

*2020/6/5追記----
死んでる乳酸菌は死んでいるので、ライラちゃんのように乳酸を作れないので、短鎖脂肪酸(酪酸など)は増えません。

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是非お試しください(^^)/

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