ご飯は整腸作用を持つ食物繊維と同様の働きをする難消化性デンプンを含み予防に有効(腸内細菌の立場から考える食物繊維⑦)

腸内細菌の立場で考える食物繊維⑦ 米でんぷん②です。リラ子はDNA検査のついでに、ルーツ調べもしてみました。*0 結果は、あなたのルーツは稲作の民です。米好きではありませんか?ってでました。
DNA検査ルーツ

お米大好きです。しかもお米を食べるといいウンチになります。お米はジャガイモより小さなデンプン粒なので*1、大腸の入り口側に多いビフィズス菌のいいエサになっていて、米を食べている民族には、ビフィズス菌が多い人が多いのではないかなと、ある日自分のウンチみて、ひらめきました(*^_^*) 先祖代々お米を食べていて、リラ子のお腹の中には主食のお米と共に育った腸内フローラがいる~♪ ですので、主食のお米を食べないと、彼らのご飯が足りなく、ウンチの調子が悪い。

調子の悪い方々にお話を伺うと、お米をあまり食べていない方が多いです(T_T) 昔から、私たちは、お米を毎日たくさん食べて、腸内細菌と共に生きてきました。江戸時代の日本人は主に米ばかりを食べながらも筋肉がついていて
自給力もあったそうです。肉とか食べなくてもいいの~?考えられないですよね~

社長のブログに書いてます
https://ameblo.jp/arteriobio/entry-12046868351.html

ご飯に難消化性デンプンが多く入っていて、お腹にいいと書いてあるのはないかな~と探したら、農水省の「知っていますか?私たちの米と麦(平成12年度)」に「ごはんは、整腸作用を持つ食物繊維と同様の働きをする難消化性デンプンを含み、便秘や大腸がんの予防に有効です」と書かれていました。

さらに、「ごはんは、太る原因にならない」、「高血圧、高脂血症、心臓病の予防に有効」とも書かれています(写真)。 https://www.syokuryo.maff.go.jp/network/kouhou1.pdf (7ページ目)

ご飯は体にいい

もっと宣伝すればいいのに~ 

このご飯中の難消化性デンプンは、アミロースが多い品種ほど多く含まれているのですが、このアミロースというのは、ぱさぱさのご飯の原因です(ノ_・。)ということは、ぱさぱさのおいしくないご飯のほうが、腸内細菌のご飯になる?

残念ながらそのようです(T_T) 最近、山ほどおいしい白米を食べても、昔ほどの200%のウンチの感動がないのです(T_T) それで最近は家では玄米を食べるようにしています*2

最近のおいしいお米にはアミロースが減っていて、さらに腸内細菌のエサにもなるお米中のタンパク質も減っています。人間にも炭水化物とタンパク質が必要なように、腸内細菌にも必要です。お米のタンパク質が多いと、固く粘りのないご飯になり、おいしくないので、肥料のやり方を上手にして、減らす栽培が推薦されているようです。*3

おいしいお米はもちろん米好きですから食べたいです\(^o^)/ でも腸内フローラのためには、昔のおいしくないお米のほうがいいのだと思います。

ということで、どっちのほうがいいウンチになるか、自分の体で人体実験したいのですけど、おいしくないお米が売っていません(T_T) 昔のお米のように、ぱさぱさしていておいしくないお米(アミロースもタンパク質も多いい米)をご紹介していただけませんか~?*4いつか、腸内フローラをよくするお米とかもできたらいいなって思います。(昔のおいしくない品種を昔の方法で栽培するだけ?)

*0: リラ子は全体のDNA検査後にさらに調べましたが、いまは単独でサービスがありました。 ミトコンドリア(母系由来)で調べていて、日本人を10のタイプにわけています。
https://mycode.jp/plans/discovery-experience.html

*1:コメのでんぷん粒は小さい2~5µmとかいてあるのが多いのですが、(朝倉書店米の科学p156や前回のデンプンの表) 同じく米の科学のp118には、10-40µmと書いてあって、セルロースなどの細胞壁に囲まれていると書いてありました。 小麦やコーンスターチより小さいデンプン粒なのに、大腸まで届くのは、この細胞壁のおかげだと思います。(大きさはどっちが本当?コメの専門家の方、教えてください\(^o^)/)
追記:違いました・・・お米の表面にあるコメタンパクのおかげでした。

詳しくはこちら
 https://arterio.co.jp/2017/04/11/protein/

*2:かなりの便秘や下痢の人が、いきなり不溶性食物繊維が多い玄米を食べるとかえってよくないです。まずは白米で、腸内フローラを豊かに育ててからにしてくださいね~ 子供の時、おなかの調子が悪かったときは、お母さんがお粥をつくってくれましたよね~ あれは腸から元気にするというとても理にかなったことだったのですね~

*3:このお米に入っているタンパク質のことをプロテインボディっていいます。IとIIがあってIは年輪型(1~3µm)で、炊飯しても残っていて、消化しにくいそうです。これがきっと腸内細菌の餌になっているのですね~ こんな小さなタンパク質の粒が、お米にはいっていてちょっと感動しました。これが昔の人の筋肉の元だったんだな~って。p592からコメの成分、粒の生物的形成に詳しく書いてます。年輪になっているかわいいタンパク質の粒の写真もあります。

(増村先生の研究)
https://kangiken.net/backnumber/1010bknum.pdf
九州大学で研究しています。綺麗な年輪の写真がたくさん~
https://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/pgr/researchtopics.html

*4: 結論がでています。詳しくはこちらをどうぞ
200%のウンチを目指して(お米その1) から6回シリーズです  https://arterio.co.jp/2017/04/11/rice/

筆者について

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