短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)に比べて、乳酸やコハク酸の腸管からの吸収速度は100倍ほど遅いといわれています。
ビフィズス菌は乳酸と酢酸を2:3の割合でつくりますが、酢酸は腸管から素早く吸収されてしまい、腸内で酸が滞留する時間が短くなります。ライラック乳酸菌は乳酸だけをつくりますので、腸管内を酸性化して水分を増加させる作用が強いという特徴があります。
乳酸は最終的に短鎖脂肪酸に変換されますが、短鎖脂肪酸は素早く吸収されて腸管のエネルギーとなり、腸の健康を維持する作用があります。
下痢の場合は乳酸やコハク酸が腸管に蓄積していることがあります。このようなケースでは腸内のｐHが下がり過ぎて短鎖脂肪酸に変換する菌が働きにくくなり、慢性化する原因となります。
乳酸と短鎖脂肪酸のバランスは、食事の内容によって変わってきます。ライラック乳酸菌はスタンダードタイプとオリゴ糖を加えたタイプを用意しております。状況に応じてお選びください。