短鎖脂肪酸が大腸の栄養ってどういうことですか?

乳酸菌を摂る目的は何だと思いますか。
一番大きな目的は、やはり便通をよくすることですね。

乳酸菌は腸内で乳酸をつくります。乳酸は水分を呼び込んでウンチを軟らかくする作用があります。しかし乳酸はほとんど腸から吸収されないので、乳酸をつくり続けると水様便になってしまいます。

でも一部の人を除いて、たいていの場合は水様便にはならないのです。それは腸内細菌が乳酸を食べて、他の酸に変えているからです。他の酸というのが「短鎖脂肪酸」といわれる体に良い酸です。

短鎖脂肪酸の中でも「酪酸」はほとんどが大腸の細胞に吸収されてエネルギーとして使われます。大腸の細胞増殖や蠕動運動が促進されます。「酢酸」や「プロピオン酸」の一部も同様に使われます(下図)。

 

いま仮に短鎖脂肪酸がつくられなかったらどうなるかを考えてみましょう。大腸の蠕動運動が停滞して、大腸の細胞が委縮することがわかっています。それどころか小腸の絨毛(じゅうもう)も影響を受けて萎縮することもわかっています。

短鎖脂肪酸は大腸に届く炭水化物をエサにして、腸内細菌がつくっています。便秘傾向の方は、大腸に届く炭水化物が足りず、したがって短鎖脂肪酸が不足している状態です。そのため大腸の元気を維持することができないのです。

ライラック乳酸菌は腸内で乳酸をつくりますが、最終的に短鎖脂肪酸を増やしていることが動物試験で確認されています。