太る原因は摂取するカロリーが消費するカロリーよりも多いことにつきます。流行している糖質オフダイエットにしても、糖質の制限をすると総カロリーが抑えられて痩せる効果は期待できますが、糖質を全くとらないなどの極端な食事法は健康を害する可能性があります。

炭水化物のうち糖質が問題視されるわけです。確かにブドウ糖を含む精製した砂糖や澱粉などの糖質は、食後高血糖をおこして余ったブドウ糖が脂肪に変換されて脂肪になります。最近のおいしいコメなども低アミロース低タンパク質となり、腸内細菌に良い成分が失われています。

しかし一方で、高タンパク質、高脂肪な食事は腸内の悪玉菌を増やし、腸内環境が悪化することがわかっています。また炭水化物が減ることによって、善玉菌のエサも減り、体に良い酸(短鎖脂肪酸)もつくられにくくなります。その結果、いろいろな病気の原因となります。

肥満は様々な病気の原因となるのは事実ですが、
 炭水化物⇒肥満⇒病気
の文脈だけで語られる情報がネット上には多く流布されており、その陰に隠れたリスクは語られていませんので注意が必要です。

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