自分の主な腸内細菌を知って腸内フローラをよくするリラ子仮説①

~自分のメインの腸内細菌を知ってウンチの状態をよくしよう\(^o^)/

リラ子はどうやったらみんながいいうんちになるかなとよく考えています。それで、去年から考えていた仮説なのですが、友人たちに伝えると周りでいいウンチになっていくので、書くことにしました。

長くなるのでまず結論:「米、イモ、豆の中で一番好きなものは何ですか?」その好きなものがあなたの酸をつくる腸内細菌を増やすのに一番適しているかもしれません。もしウンチの状態がよくなかったら、米イモ豆の中で一番好きなものを毎日少し多めに食べてみると、腸内細菌が喜んで酸をつくってウンチの状態がよくなる可能性がありますよ。

まず、最近の腸内細菌叢の研究によると、国籍、性別、年齢に関係なく、長く食べている食事の種類でヒトの腸内細菌叢は3つのタイプに分かれるそうです。(Arumugam et al. (April 2011). Nature. 473 (7346): 174–80.  https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21508958)

その3つとは、①バクテロイデスタイプ②プレボテラタイプ③ルミノコッカスタイプです。

で、日本人は、ルミノコッカスタイプだったそうで、それは違うだろうって思いました。ビフィズス菌タイプでないの?って。(その後、日本人のグループが、外国人より日本人のほうが、ビフィズス菌などデンプンを分解する菌や遺伝子が多いことがわかりました。これはまたあとで)

日本人はみんなビフィズス菌が多いかと思っていたら、知人(男)が自分の腸内フローラを調べたら、自分にはビフィズス菌がなく、その代わりにプレボテラがいたと教えてくれました。で、日本人にもビフィズス菌がない人がいるんだ~と目から鱗。

そうこうしているうちに、腸内細菌でメインの酢酸等をつくる菌たちのエサは、大腸まで届く炭水化物ということもわかりました。それで、昔ながらの主食が、腸まで届いて、腸内細菌を育てていることに気が付き、主食に含まれているデンプンに目をつけて、米、イモ、オオムギ、バナナ等のデンプンのブログを書きました。(豆はまだでした)(腸内細菌の立場から考える食物繊維シリーズ)

で、いろんな人に米、イモを食べてといっても、あまり好きではないとか、食べてもいいウンチの状態にならないという人も周りにいて、そういう友人たちの共通点やウンチがよくなる主食ってなんだろうって考えて、あれ食べて、これ食べてと試してもらっていました。

菌はどんなものでも食べそうですが、実は得手不得手、食べれるものと食べれないものがあります。前に研究所にいたとき、急いで実験しなくちゃならなくて、実験用のデンプンがなかったので、なんでもいいやと思って、家から片栗粉(ジャガイモのデンプン)を持ってきて、培地にいれてみたのです。そうしたら、なんと、菌が生えませんでした。え~なんで?と思って、そういえば、20年以上前の学生だったこと、ジャガイモのデンプンは菌は食べにくいと先輩がいっていたことを思い出しました。そうしたら、培地に入れているデンプンって何?と思ったら、調べたらトウモロコシでした。そのときはなんでかわからないけど、菌は、コーンは食べやすく、ジャガイモは食べにくいと思ったものです。で、今は、コーンのデンプンは小さいけれど、ジャガイモのデンプンは大きいので、菌は食べにくいとわかりました。ということで、その人のメインの腸内細菌によって、食べやすいデンプンと食べにくいデンプンがあるんじゃないかと考えました。で、お腹の中で腸内細菌を培養する時に、その人にいる菌が食べやすいデンプンを食べたら、ウンチの状態が良くなるのではないかと思ったわけです。

で、ある日、トイレで、やっぱりコメを食べると私は素敵ウンチだな~お米好きだな~やっぱりリラ子の母系は米を日本に運んできたハプログループDだしな~ってと思って、閃きました。腸内細菌そうは母由来、ハプログループも母由来!これはもしかすると、自分のハプログループがわかれば、自分の腸内細菌叢に適した主食がわかるのではないだろうか???(ハプログループも後で)

そこで、ハプログループのことを調べると、日本人は島国で、あっちこっちからいろんな人たちがきて、ミックスしていることも改めてわかり、さらに島国だから、出ずらく、そこで集積培養されているじゃないかと思ったのです。集積培養のはてが、他の国ではみられないビフィズス菌が特に多い日本人?

そう考えると、お米を運んだ母系先祖の人=ビフィズス菌タイプお芋などを食べていた母系先祖の人=プレボテラタイプ小麦や豆を食べていた母系先祖の人=バクテロイデスタイプ じゃないかと。(ちょっと飛躍しているのですが、そこも後ほど) 続く

筆者について

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